ヤマミヤアップデート

嘘は書かないつもり

ワインスタインのセクハラ問題に関する報道

数週間前から世界中で話題になっているこのニュースであるが、いくつかのテレビ番組の報道を見て正直驚いた。

www.bbc.com

 

「え、そんなテンション?」と、驚かざるを得ないような軽い空気感。

彼を糾弾するどころか、一種のあるあるとして消費され、被害者女性にも非はあったんじゃないかと示唆するようなコメント。しかも話しているのはほぼ男だけ。

 

え?不倫報道のときはあんなに深刻だったのに?

ホテルでの音声も証拠として残ってて超怖いのに?

youtu.be

 

 

あくまでテレビ番組なので重苦しくしたくないのは分かる。

しかし出演者のコメントで、「昔はよくあった」とか「ハラスメントという言葉ができてから、以前はセクハラじゃなかったこともセクハラになった」など、セクハラを擁護しているとも取れるものがあり、それに対して周りも納得しちゃってる空気はちょっとどうなんだろう。

 

ハラスメントという言葉ができる前はOKだったんじゃなくて、昔からダメで非難されるべきものが、ハラスメントという言葉ができたことによって「セクハラ」として表面化してきたんじゃないの?

 

他にも、「有名になるために女性の方から迫っていったケースもあるんじゃないでしょうか?」など、まあバラエティ的に逆張りでのコメントもあったけど、そういうケースだったら看過していいの?

例えばそんなやり方をした女優が、他のよりいい女優を差し置いて映画出演をしたとしても、それは観客がよりいい女優を見る機会を奪っているということだから、客の立場から見てもやめてほしい。

これは女優を責めているのではなく、枕営業をすればチャンスに恵まれる風習がある業界を非難しなければならない。結果として映画の文化レベル向上の妨げになっていると思う。

 

 

 

昔は普通にやってたであろうことが今では問題になるので、セクハラの基準が分からなくなってしまってるおじさんは少なからずいると思う。

(実際私の周りにも、彼氏の有無や結婚の予定などを会ったばかりの女性に聞いてキモがられたおじさんがいる。もちろん人柄なども影響してるのだけど。)

なので改めて今のルールというか、昔と違うんですよということを徹底して周知した方がいいんじゃないか。

いかんせん意思決定権のある「偉い人」にはおじさんが多いので、そこの意識を変えられればいい方向に進むはずである。

 

 

以上、階段の上り下りがハードな運動に変わりつつあるプレおじさんの私が感じたことであった。